自分は一人?それとも3百人?
以前、何かの本で人は産まれてから成長するまで、最低300人の人間の力を借りて大きくなるという話を読んだことがあります。 他の動物は成長速度が速く、大自然で生き抜く最低限の力をすでに備えています。 しかし、人間は違って産まれて来たときは非常に弱い存在です。
おなかの中での成長を最小限に抑え、誕生した後様々な外的刺激により成長してゆくので、桁外れの知能を獲得することが可能になったとのことです。
なんだか生物学の授業のようですが、確かに私たちが言う「成長」という言葉のほとんどは何かを「経験」することによって促されていますよね。 でも、その「成長」は絶対自分ひとりでは出来ないらしいのです。
狼によって育てられた少女が確か14才のときに保護され、その後言葉や人間の文化を教わってもなかなか身につかず、人間社会に溶け込むまでに途方もない年月がかかったという話を聞いたこともあります。
何年も前の話なのでうるおぼえなので、もしかしたらその少女は結局人間社会には戻れず、亡くなってしまったという結末だったかもしれません。。。
幼いころに植えつけられた思考パターンや行動パターンはそう簡単には変えることが出来ないといいます。 環境によっては、おなかの中での成長を抑え、外的刺激によって「成長」を促し飛躍的に「知能」を上げるという人間の進化が裏にでることもあるのです。
人間ほど環境に影響される生物はいないかもしれませんね。
仕事柄、人間を星に喩えることが多いのですが、私たちは思っている以上に多くの星に囲まれ生きています。 しかし、落ち込み傷ついたときはついついその存在を忘れてしまいがちですが、本当は300個どころか数億個の星に囲まれているのかもしれません。
ネオンに照らされている現代でも、「星」って案外、目を凝らしてみれば見えてくるものです。
